鋏、と書いて「はさみ」と読みます。 1953年の創業以来、私たちは切る職人・美容師が扱うはさみを作り続けてきました。美容はさみは日々の暮らしで触れるものではありませんが、ひとたび使う人(美容師)の手に渡ったとき、それは、暮らしを美しく彩るのに欠かせない道具となります。 和歌山ものづくり文化祭では日ごろ手にすることのないはさみに触れ、はさみを作る職人との話を通じて、その向こう側にいる、道具を大切に扱う美容師の皆さまにも思いを馳せていただけると幸いです。
美容師のはさみを作るための「匠の道具」を使って、アルミキーホルダーを作ってみましょう。 コンコンコンと叩いていくと、最初は丸い棒だったアルミがだんだん平たく、その人だけのハンマーの跡がついて「味」のある形に仕上がっていきます。
最後に好きなことばを刻印してチェーンを通せば、世界にひとつだけのキーホルダーの出来上がり。 アルミだからと侮るなかれ。出来上がるころにはきっと、上着を着ているのが暑いほど汗をかいているでしょう。
加工しやすいアルミの叩きに挑戦しながら、普段はさみ職人がどうやってものづくりをしているのか、どうしてこの道具を使っているのか。 そういったお話も楽しく説明させていただきます。
主催 | 和歌山オープンファクトリー推進委員会 |
制作 | 合同会社WAKAYAMA WOODYS(運営ディレクション) 株式会社Hackusha(アートディレクション) |